雨だ。
全国レベルで豪雨が続いている。
今、この時も、不安と闘っている人たちが何人いるのだろう。
胸が痛む。
庭に打ちつける激しい雨の音を聞いていると
昨年の西日本豪雨のことを思い出す。
ニュースで、明日が最大級の強風という予報を聞きながら、
畑のことが心配で、夜中に起きて見に行った。
庭木がしなるほど強く、それでいて生あたたかい風が、
濁った口笛のように不気味な声をあげて吹き荒れていた。
トマトとキュウリの支柱が、大きく弧を描いて揺れていた。
翌朝、何とか支柱の補強をしようとして、私は悪戦苦闘していたが、
何しろ、素人でわからない。
すごい風。そのうち小雨も降りだした。
ずぶ濡れになっている私に、通りがかった近所の人が、
「お姉ちゃん! なにしてんの!! そんなんでは、あかんあかん!」
と、駆け寄って手伝ってくれたのだ。
グラグラに傾いた支柱に縄をかけ、まわりの木や、
花壇のフェンスに括りつけた。
新参者の野菜たちは、
畑のまわりを囲む、ユズや、ザクロに支えられて、
あの西日本豪雨を乗り越えることができたのだ。
あのとき、私は、支柱の立て方を知った。
そんなことを思い出しながら
雨の音をきく。
Ms.OZ こころの隠家 オズハウスにて
野菜は育てている人間だけでなく、畑や庭の植物同士でも支え合っていたんですね。
近所の方が通りかかって本当によかったです。
真夜中にコメント、ありがとうございます。
こんな時間にも見て下さってる人がおられることに励まされます。
私もまだ起きていますが、お身体にはお気をつけて、ゆっくりお休み下さいね。
この西日本豪雨のできごと、忘れられません。
助けて下さった近所の方とは、ずっとお親しく、また、果樹は来月から、果樹専門の自然農法普及員の方に指導に来て頂くことになりました。すべてご縁ですね。