緊急事態宣言。発令のときに 感動したこと、ふたつ。

農 nouen

コロナの感染拡大が、もの凄いピッチで急増している。

私たちが、畑をはじめたのは、

昨年、コロナの噂がではじめた頃だった。

 

2020年4月7日。

日本で最初の緊急事態宣言が発令された夜。

街はしんとした。

あの日、安部首相の声を車のラジオで聞きながら

いつもより多めの買い物を済ませて

私も、鍵を閉めた。

 

オズハウスのまわりも、人影がなくなった。

時折、犬の散歩をする人が無言で通り過ぎていく。

 

それから、ふつか後の朝。

いつものように、庭にでると

我が家の桜が満開を終えて、畑に花びらを散らしていた。

まだ、畝とは名ばかりの、低く盛られた土の上に

花吹雪に埋もれながらも

小さな存在感を放って、そこにいたのが

この、じゃがいもの芽だった。

 

私たちが、初めて植えた作物の誕生。

日本じゅうの人たちが

扉を閉めることを強いられている、このときに。

 

そして

さらに、その日の午後。

私は、パソコンのモニター越しに

生後三週間の 赤ちゃんに会う。

カカシが 子どもを産んだのだ。

 

なんて

いのちは 力強いのだろう。

 

それは

生きていることに心うたれた

ふたつのできごとでした。

Ms.OZ こころの隠家 オズハウスにて

 

 

コメント

  1. また兵庫県にも緊急事態宣言が発令されますね。
    うちの家族にも、大きな影響を与えた緊急事態宣言ですが、そう言えば良いこともありましたよ。
    それは、家族がずっといっしょにいたことです。
    最近では無かったことなので、とても新鮮に感じました。

    • こんにちは! その通りですね、私もまったく同感です。それに、これまでならできなかったようなことができました。ふーじさんのご家族なら、きっとホッコリした時間がたくさん持てたんでしょうね。
      お仕事はいかがですか? トマトをカラスにやられたときがあって、フクロウくんがいたらなーなんて思ったりしていましたよ(笑)

    • ふわふわかかし
    • 2021.08.22

    オズ先生、どうもありがとうございます。
    あの時はコロナの感染が拡大していく中での出産、そして初めての育児、大変なことも多かったですが、おかげさまですくすくと育っております。
    外出もままならない状態の中、オズ先生やみなさんとつながっていられたのは大きかったですね。

    • ほんとうにおめでとう!
      困難があるほど、あとの喜びも大きいですよね。
      そして、生命の誕生は、どんなものも人に力と希望を与えてくれるものだから。
      かかしのおかげで、いつも成長をそばでみることができて、コロナでもずっと明るくて楽しい。ありがとね。

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