今年は、
柘榴が例年になく、
たくさんの実をつけた。
でも、最後まで残るのは、
ほんの、ひとつかふたつ。
ほとんど、剪定をしていないせいか
雨が実を腐らせるのか
口を大きく開くまでに、
自らその身を落としてしまう。
そんなわが身を諦めたのか
ここ数年は
実になる数をを減らしているようだった。
それでも、
よほど、うれしいことがあったのだろう。
この夏の柘榴は、
実りたい情熱が溢れんばかりの
結実ぶりをみせた。
仔犬が、尾を振って飼い主に甘えるように
果樹は、豊かに実らせて、育てる者に報おうとする。
農園づくりのために、
僕らは、ずいぶんまわりの木の根を痛めたね。
柘榴もまた、
どんなに不安を感じて臨んでいたんだろう。
もう、心配しなくていいよ。
僕らは、共生を選んだんだから。
たったひとつ残った
ひときわ大きな柘榴が
秋の陽を受け
弾ける時を待っている。
Ms.OZ こころの隠家 オズハウスにて
オズ先生のお庭には柘榴の木もあるんですね。
blogを通してオズ先生の視点をお借りしているようです。柘榴が意思を持って実をつけている、当たり前のようでいて忘れがちになってしまいますね。
これからもオズ先生の見る世界を見せてくださいね。
私も、いつも優しいまつさんの受けとめに癒されてます。
そうです。生きているものには、すべて意思があるんですよ。世の中には、音にならない声もあります。
でも、声である限りは、 耳をすませていたいですね ^^